第16回「目からウロコがはぎ取れる! 経営に役立つポイント」

~会計クイズ編~

こんにちは! エースラボの布川昭文です。

普段は「出張経理課長」として、契約企業様の日々の経理処理や毎月の状態把握に欠かせない月次試算表作成のお手伝い、さらには資金繰りや、資金調達に関わる支援業務を行っております。

今回は、以前説明したバランスシートから簡単なクイズを出したいと思いますのでチャレンジしてみてください!

そんなには難しくありませんので、会計知識にちょっと自信がない方もぜひチャレンジしてみてください。

a)貸付金

バランスシートの構造ですが、左側半分が「資産」で、右側が「負債」と「純資産」に分かれていますよね。イメージ出来ましたでしょうか?

左側の「資産」を更に細分化すると「流動資産」「固定資産」に分けられます。今回の問題は、流動資産についての問題です。因みに流動資産を簡単に説明すると、1年以内に現金化、費用化ができるものを指します。貸付金も1年を超えてくると「長期貸付金」となり、固定資産へ移動になります。

b)流動負債

第2問は「負債」についての設問です。

先ほども触れておりますが、「負債」はバランスシートの右側に位置しております。

「負債」も「資産」と同様に「流動負債」と「固定負債」に分けられます。通常、長期借入金は1年を超えて借入するので、「固定負債」に位置付けられますが、そのうち1年以内に返済予定の借入金は「流動負債」になります。勘定科目名称は「1年内返済予定長期借入金」となります。

d)純資産

自己資本比率という言葉は耳にしたことがあると思います。バランスシートの右側にある「負債」と「純資産」の合計額のうち返済をしなくて良い「純資産」の比率を指します。

b)固定資産

この問題は何となくイメージで答えられたかと思います。

b)買掛金

設問から支払わなければならない費用であることが読み取れます。買掛金は、企業がまだ支払っていない、つまり未払いの取引先への債務を指します。

c)資産と負債

バランスシートが何で構成されているのかが分かれば答えられる問題です。

b)資産

バランスシートは左側と右側が必ず一致します。となるとおのずと答えは分かりますよね。

c)財政的安定

この問題はバランスシートから読み取れる経営分析の問題です。負債の額よりも手持ちの資産が多いとどうでしょう。安心ですよね(笑)。

みなさん、いかがでしたでしょうか?正解率はどうでしたか?
今回はここまで。次回もお楽しみに!

ABOUT US
布川 昭文
中央大学経済学部卒業後、東証一部上場企業の建設会社に入社。支店経理、本社人事部で勤務。その後、会計事務所、シンクタンクにてスタッフ系業務全般及び調査・研究業務に携わる。シンクタンク時代には流通業の経理担当者向けのセミナー講師を定期的に務めた。また、2005年共著にて「経営計画・利益計画の立て方進め方(ISBN-10:4534039751)」執筆。 2021年 エースラボの理念「中小企業のパワーアシスト」に共感し参画。いままで様々な企業の業務改善に携わる。趣味で合唱をたしなみ、ベートーヴェンの第九をこよなく愛する。週末、ぶらぶらとドライブしながらの温泉巡りをすることもすき。